朝日新聞 2020年2月18日 医心翻訳

 WHOのテドロス・アダノム事務局長は17日、記者会見し、致死率は2%としていた「重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)ほど致命的ではない」と見解を示した。

 致死率は年代が上がるほど高くなり、40代以下で1%未満だったのに対し、50代1.3%、60代3.6%、70代8%、80代以上は14.8%だった。

 80%は軽症だったが、呼吸困難になるなどの重症になる例は14%、呼吸不全や多臓器不全などのある重度例は5%だった。流行地の湖北省は2.9%で、その他の地域は0.4%だった。