医心よりまとめ・翻訳
感染者数75204人に達しました(WHO発表 2月19に時点)。日本の厚生労働省によると、日本国内では感染確認されたのは73人(無症状は14人)です。 そのうち25人は中国湖北省に滞在歴があります。 13日神奈川県の80代女性の死亡が確認されました。
治療薬開発に対するQ&A
Q:新型コロナウイルスに対する治療薬はあるのでしょうか?
A:今のところ、インフルエンザに対するような特効薬がありません。酸素吸入や脱水症状に対する「対症療法」で対応しています。日本国立感染症研究所によりますと、こうした治療を行っている間に患者自身が免疫を獲得して、ウイルスが排出されるのを待つということで、実際に多くの人が回復されています。
Q:新型コロナウイルスへの感染を防ぐワクチンはあるでしょうか。
A:ワクチンは事前に接種しておくことで感染を防いだり、発症しにくくしたりするものですが、新型コロナウイルスに対するワクチンは現時点ありません。
通常のワクチン開発はウイルスそのものを処理して毒性をなくしたり弱めたりしたうえで、免疫を十分に活性化する効果があるかどうかを動物実験などをおこなって調べます。
日本国立感染症研究所は通常の場合、ワクチンが開発されるまでには「年単位の時間がかかる」としています。実際に同じコロナウイルスの一種による感染症で、2003年に中国やアジア各地を中心に感染が拡大したSARSや、中東を中心に感染が続く、重い肺炎を引き起こすMERSではワクチンの開発は完成していません。WHOはMERSの対策として開発を進めているワクチンが、新型コロナウイルスにも効果がないか探っていくとしています。実際、投稿時点では効果が明らかにしていません。
現在できるのは、①手洗い(外出した後、他人と触れた後、咳をしたときなど)、皮膚の荒れにも対策 ②水道水または浄化水でうがい(薬入れたうがい薬は、のどに刺激するため)③人混みを避ける(この時点の集会をやめましょう)④マスクを着用(1メートル以上の距離で、感染したことを確認していないため)⑤眼鏡を着用(結膜炎の症状で陽性出た例もあるため)。