検査の目的
人間は外からの異物(抗原=アレルゲン)に対して抗体をつくり、体を守ろうとします。それが無害のものであっても抗原抗体反応となって過敏に反応してしまい、人にもよりますが、さまざまなアレルギー症状としてあらわれることがあるのです。
血液中のIgE(免疫グロブリンE)というたんぱく質はアレルギーと密接な関係があり、アレルゲンへの抗体反応を調べることができます。
人間は外からの異物(抗原=アレルゲン)に対して抗体をつくり、体を守ろうとします。それが無害のものであっても抗原抗体反応となって過敏に反応してしまい、人にもよりますが、さまざまなアレルギー症状としてあらわれることがあるのです。
血液中のIgE(免疫グロブリンE)というたんぱく質はアレルギーと密接な関係があり、アレルゲンへの抗体反応を調べることができます。
基準値 |
170~250未満
※成人と小児で基準値は異なり、小児は~20IU/ml程度 |
(単位:IU/ml)
IgE数値が正常値でも、IgE抗体が認められることもあります。また、IgE検査はアレルギー体質の診断、あるいは経過観察のために数値測定をおこなうものですが、ある特定のアレルギー反応を起こすアレルゲンを調べる場合には、特異的IgE検査が有効です。また、直接皮膚に物質をあててアレルギー反応をみる、テープ貼付け式のパッチテストもあります。
アレルギーの原因となるアレルゲンは、食品や花粉、カビやダニといったハウスダストに薬品とじつにさまざまな種類があります。アレルギー症状も発疹、かゆみ、涙、くしゃみ、鼻水、発熱、ひどくなると運動によるショック症状を引き起こすこともあります。