検査項目のご説明

B型肝炎ウイルス(HBs抗原、HBs抗体)

検査の目的

HBs抗原はB型肝炎を引き起こすウイルスです。それに対し、HBs抗原に反応して免疫作用をもつ物質がHBs抗体です。血液からこれらの物質を抽出し、肝炎ウイルスによる感染症の有無や肝硬変、肝臓がんなどの肝臓障害のリスクを調べます。

検査結果の見方

基準値
HBs抗原が
陰性(-)

HBs抗原が陽性を示し、HBs抗体が陰性で体内に存在しなければB型肝炎に感染している状態です。また、HBs抗体が陽性であれば過去に感染歴があり、かつ体内に免疫作用を備えていることになります。

見つけられる病名

【陽性】

急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんなど