新型コロナウイルスの感染が欧米で急拡大している。8日にはイタリアでは新型コロナによる死者数が新たに100人以上増え、米国の感染者数は日本を上回った。世界保健機関(WHO)によると感染者が確認された国・地域は105に広がり、新規感染者数も中国以外の国・地域が9割以上を占めている。12日世界大流行の「パンデミック宣言」を発表した。前回発表は2009年の香港インフルエンザ(H1N1)だった。
アメリカは12日よりイギリス以外の欧州26ヶ国の入国制限を発表された。同日、株式相場に大きなダメージを与えた。ブラックマンデー以来、最低指数が出た。経済への影響はまだまだ不安が続く。
20世紀以来、パンデミック宣言を発表されたのは6回、すべてコロナウイルスによる感染症だった。2003年のSARSの時は、宣言の発表がなかった。その時、主にアジア中心としての流行、世界的な感染がなかった。
宣言の発表は実質WHOから罰則などがなく、各政府・機構は更なる注意及び予防策が必要ということになる。
日本政府は13日、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」を改案して、新型コロナウイルスにも適応していく見通し、首相は必要時「緊急宣言」発表すること法律背景を作っていく狙いがある。