2020 阪神競馬 無観客で実施(写真:山根英一/アフロ)
新型コロナウイルスの感染拡大による2020年日本スポーツ界の無観客事例が多くは発生している。
「無観客競馬」、「無観客相撲」、「無観客野球交流戦」など報道が相次いでいる。本来プロの選手は競技を通して、観客を楽しむことが仕事である。しかし、感染症・戦争などで大勢の人が集めることがリスクが高いと判断しした場合、現場に観客を入れず試合開催、テレビ等の方法で中継することが「無観客試合」と言われている。
例えば、サッカー・野球・ゴルフ等スポーツは歴史の中で、たくさん「無観客試合」がやってきた。
- 1980年10月の欧州カップウィナーズカップでカスティージャvsウェストハム戦の第1戦で暴動が起きたため、アップトン・パークでの第2戦を無観客で行った 。
- 2009年には新型インフルエンザ発生の影響により、大量の感染者が発表されたメキシコではメキシコリーグ及びメキシコの試合を「無観客試合」としている。
- 2019年11月14日、2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選グループHのレバノン 対 韓国戦(ベイルート・カミール・シャムーン・スポーツ・シティ・スタジアム)では、レバノンの政情不安を理由にアジアサッカー連盟が試合開始4時間前に無観客試合とする決定を行い、そのまま試合を開催した。なお結果は0-0の引き分けとなった
- 2015年4月29日にオリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズで行われるオリオールズ対ホワイトソックス戦がボルチモア市内で黒人住民の暴徒化に伴う非常事態宣言が出されたためメジャーリーグ(MLB)公式戦では初とされる無観客試合で行われることになった
このような「無観客試合」が少なくなることが選手にとしても、観客にとしても望ましい。 観客・選手の安全を確保しながら、最大範囲で観客の楽しみを守るのは今後スポーツ界の進化の一部分でも言える。通信技術、ハードウェアの開発は今後のスポーツ界に影響されだろう。